うちもも

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こんにちは。どんよりとした天気が続きますね。湿度も高く、土曜日にバレエレッスンを受けたら、頭がボーっとして振り付けは覚えられないし、汗だくだし、そろそろ梅雨だなー、と実感しました。みなさん、体調を整えてこれから迎える梅雨や夏を乗り切っていきましょう。

さて、今日は内腿のお話です。最近では「ベターっと開脚」がブームになっていますが、開脚には内腿のストレッチも重要ですね。ストレッチも大切ですが、みなさん内腿、ちゃんと鍛えていますか?

内腿は、内転筋群のある場所です。内転筋群は長内転筋、短内転筋、大内転筋、恥骨筋、薄筋を指し、正式には股関節内転筋群と呼ばれます。名前のとおり、足を内転、つまり開いた足を閉じる役割をする筋肉で、その他にも股関節内旋(内股)、伸展(足を後ろに振る)など、いくつかの働きを担っています。この内転筋、意識しないとあまり鍛えられない筋肉のため、人によってはたるんでしまっていたり、内転筋が使えないため外側の筋肉が張り出していたりすることもあります。また、普段のお仕事などで座る姿勢が多い場合、内転筋は硬くなります。この内転筋、立った時に安定させてくれる大切な筋肉です。時々、高齢者で大きく外側に足が曲がっている方(O脚)を見かけますが、内転筋が硬く、衰えてしまったのも原因の一つです。きちんとケアして、生涯自分の足で自立していけるといいですね。

ピラティスでは、内転筋を強化するエクササイズがたくさんあります。そもそも内転筋は骨盤とつながっていて、内臓を下から支える役割を持つと同時に骨盤底筋と連動しています。ピラティスでは腹横筋、骨盤底筋は必ずどのエクササイズでも使っていますので、すべてのエクササイズで内転筋も意識することで効率的に筋肉を使うことができます。余談ですが、筋肉ってつながって連動して動くんですよね。この1箇所を鍛える!ということではなく、筋肉のつながりを感じながら、ピラティスを楽しんでいただければ、と思います。