筋膜

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こんにちは。何だかすっきりとしない空模様ですね。昨日までの暑さとは打って変わり、少し肌寒い感じです。まあ、このくらいの方が運動するのは楽ですけどね。毎週水曜日の午前中は緑区の中山にあるバレエスタジオアンで、ピラティス教室をやっています。最近はちゃっかり、ピラティス終了後にバレエレッスンにもお邪魔しています。今日もしっかりバレエまで楽しんできたところです♪

さて、今日は筋膜について書いてみたいと思います。筋膜ってみなさんご存知ですか?最近は筋膜リリースとかなんとかで、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか?筋膜とは筋肉を覆う薄い膜で、鶏肉などを料理すると目にする機会が多いかもしれません。この筋膜、実際に痛いところと原因の箇所は違う、などとして紹介されることが多いでしょうか。確かにタイトなパンツなどをはいていると膝の動きを拘束されたりして、そのまま運動すると違うところが痛くなるかも?

それはさておき、最近、この筋膜についてちょっと勉強しています。私が読んでいる本は「アナトミートレイン」といって、全身の筋膜のつながりをレールを敷くように示したもので、そのライン(レール)のパターンはいくつかあるようです。ここからここまで繋がっている、という仮説のもと、実際に解剖によりその筋膜を取り出す動画の付録(?)つきの本です。例えば脚、大腿筋膜張筋という骨盤の左右にある出っ張りから始まる筋肉の筋膜ラインは脚の外側をとおり、脛骨(ひざ下の太い方の骨)の外側から内くるぶしへ向かい、土踏まずをとおって腓骨(ひざ下の細い方の骨)から腿裏を経て坐骨、仙腸関節へと繋がっているそうです。その他にも肩甲骨と肩甲骨の間にある菱形筋は肩甲骨の下をとおって、前鋸筋、外腹斜筋、反対側の内腹斜筋へとつながるそうです。そう、腹筋と内腿(内転筋)も筋膜を介して繋がっています。この他にもたくさんのラインがあるようです。

そう、前回のブログにも書きましたが、筋肉って繋がっているんですね。このつながりを意識できるかできないかで、恐らくエクササイズの効果って変わってくると思いませんか?手だけ、足だけ、お腹だけでがんばるのではなく、全身のつながりを感じながら体を動かしたいですね。

それにしても、驚いたのは、この筋膜のつながりパターン、東洋医学(鍼灸)の経絡ととてもよく似ているそうです。東洋医学の歴史は中国何千年か分かりませんが、その時代にこのパターンを見抜いた人ってすごいですよね。興味のある方は検索すると、イラスト入りで説明しているサイトがたくさんありますよ。