ポストリハビリ

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こんにちは。なんだか突然秋になってしまった感じですね。夏前の長期予報では残暑が厳しい年になると言っていた気がしますが・・・。自宅マンションの植栽にドウダンツツジが植えてありますが、うっすらと色づいて来ています。

さて、みなさん「ポストリハビリ」ってご存知ですか?ピラティススタジオファーレでも、ポストリハビリとしてピラティスをお勧めしています。今日はポストリハビリについて書いてみたいと思います。

リハビリは怪我など整形外科分野やガンなどの手術、脳卒中など、多くの疾患や怪我からの回復のために行います。これらのリハビリは医療の一環として提供されますが、リハビリ日数には期限があります。また、私自身2年前、右足首(腓骨)を骨折し、ギプスで治療しましたが、ギプスを外した後のリハビリは予約が取りにくく、結局一度も受けずに今日に至っています。正常な機能を回復させるために、動かした方が良いのは分かるけれど、現に痛みがあったり、通常の運動が難しい場合、リハビリ以外の運動という選択肢は中々ないのが現状です。リハビリ終了後、まだ不調を抱えている方へ、リハビリ終了後の軽い運動、ポストリハビリとしてピラティスをお勧めしています。ピラティスは元々はリハビリから始まったエクササイズです。ピラティス専用マシンは寝た状態でスプリングを利用しながら足や手、肩をターゲットとしたエクササイズをすることができます。例えば膝に痛みを抱えていても、自身の体重など膝に負担をかけることなく、必要な筋肉をつけていくことができます。その方の状態に合わせてスプリングの強さも変えられます。また、側弯症などの場合、多くの方が筋力だけでなく、呼吸に関しても左右ではっきりと差が生じています。まずは狭くなっている側の肺への呼吸をしっかりと練習します。さらにピラティス専用マシンでなら、左右差が生じないよう片側ずつ無理なく鍛えていくことが可能です。片側ずつ弱い側も鍛え、できる限り脊柱を中心に戻し、症状を進行させないことが重要になっていきます。

ここまでポストリハビリについてお話してきましたが、リハビリ、とまでは言わなくても、例えば腰痛などレントゲンでは特に問題ないと言われても、何か痛みなど違和感を抱えて過ごしている方も多いかと思います。これらは生活習慣などが原因で痛みを生じさせている例は少なくありません。ピラティスでアライメントをしっかり整えることで、正しい姿勢を手に入れ、痛みから解放されることで生活の質を上げることができます。

ピラティスは、弱い筋力を鍛え、硬く短くなった筋肉をやわらかく長くし、本来ある姿勢に戻していくエクササイズです。その効果は見えにくく、最低でも2か月から3か月を要しますが、そこで身についた筋力やコントロールする力は生涯自分のものです。ポストリハビリとして、さらに自己管理の一環としてもピラティスはおすすめです。