5原則その4

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こんにちは。先日28日に、バレエ講師をやっている友人に誘われて都内で開催された「フロアバレエ」の講習会に行ってきました。バレエのバーレッスンを床に寝た状態で行うもので、みっちりねっちり正しい身体の使い方を学ぶものです。バレエに特化したレッスンでしたが、言っていることはピラティスと同じく、脊柱骨盤をニュートラルに保つこと!でした。写真はY字バランスの、ビフォーアフターです。ろくすっぽストレッチを行わずにバランスとってを撮影したのが左、レッスンを受けた後の写真が右です。左の写真は上体が曲がっていますが右の写真は安定していることが分かります。ちなみに私にとって左足をあげるのは不得意側のY字バランスで、軸となっている右足は1年半前に腓骨を完全骨折して弱っている方、左股関節は骨棘が形成されて一時期はメチャ痛かった側です。右足の骨折は骨同士それほどずれていなかったのでオペはせず、時間をかけてギプスで治しました。整形外科のリハビリが混んでいて予約が取れず、結局1度もリハビリを受けていません。現在はぼちぼちトウシューズを履き始め、通常どおり踊れるまでゆっくり戻したいと思っています。骨折にしても股関節にしてもここまで回復させたピラティスはやっぱすごい!と思います。なお、フロアバレエは面白かったので、マスタークラスを受講して、「バレエのためのピラティス」クラスを開設したいなーと考えています。

さて、ピラティスにおける5原則、1つ目は呼吸、2つ目は骨盤の配置でした。今日は3つ目の原則「胸郭の配置」です。胸郭ってどの部分かご存知ですか?そう、左右12本の肋骨と背骨(胸椎)に囲まれた、鳥かごのような空間を胸郭と呼びます。以前にもブログに書きましたが、肋骨は脊柱と繋がっていて、手をあげた時などに肋骨が開いたり飛び出たりするのは、脊柱も安定していない、ということです。下の方にある肋骨には腹筋がついています。腹筋でコントロールしながら、手をあげる際も肋骨が出ない範囲でエクササイズすることが大切です。あ、左側の写真(ビフォー)はダメなお手本ですね^^; 

バレエは脊柱はニュートラル、肋骨も飛び出させないで踊りたいですね。それは効率的な身体の使い方というだけでなく、怪我の回避にもつながります。そしてそれは、バレエだけの話ではありません。あらゆるスポーツ、日常生活においても大切なことです。頬杖ついて足組んで、なんて歪みの元ですよ。あ、頬杖といえば、頬杖をつく癖って筋力低下のサインだそうです。頭板状筋や脊柱起立筋が弱っているため手で頭を支えている状態なんですね。ちなみに、男性で腕組みをしている方も多く見受けられますが、あれも三角筋、僧帽筋、肩甲骨周辺の筋力低下のため、交差させて身体につけることで重量を分散させている状態らしいですよ。腕組んだ上司に叱られても、ああ、筋力弱っているんだなーと許してあげましょう(笑)。そしてお心当たりのある方、気を付けましょう!!次回は肩甲骨についてお話しします。