原因不明の腰痛にはピラティスがおすすめ!予防にもなる

ピラティスの健康効果, ブログ

多くの人が腰痛に悩んでいます。病院へ行ったりマッサージに行ったり、さまざまな方法で何とか対処しようとしているのではないでしょうか。もともとリハビリのために開発されたピラティスは、腰痛にも効果があり、腰痛予防にも役立ちます。

ピラティスのルーツはリハビリ 

ピラティスが生まれたのは1920年代。従軍看護師として勤務していたジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティスが、傷ついた兵士たちのためのリハビリとして考案しました。

リハビリを受ける兵士はみんなケガをしていたので、傷ついた体でも無理なく筋肉を鍛え、早く回復できるようにと考えられたのがピラティスです。

そのため年齢や性別に関係なく、どこかを痛めていても体を鍛えることができるエクササイズとして多くの人に支持されています。

腰痛の場合、「動きたいけれど動くと腰が痛い」「運動をしてこれ以上腰に負担がかかり、よけい腰痛がひどくなったらどうしよう」という不安や心配から、なかなか運動もできないという人も多いでしょう。

しかし、ピラティスはもともとリハビリとして考案されたエクササイズ。ピラティスなら、腰痛の人でも腰に余計な負荷をかけずに運動ができます。それどころか、腰痛になった原因を取り除き、腰痛にならない体づくりの助けにもなるのです。

腰痛になる原因

いったいなぜ腰痛になるのか、そこから考えてみましょう。

椎間板ヘルニアのように、明らかな病気から来る腰痛もありますが、腰痛で病院を受診する人の85%にははっきりした病名がつきません。

病気ではないけれど腰に痛みがあるため、牽引したり電気を当てたり、ストレッチ指導を受けたりします。それで回復すればいいのですが、多くの人がそれだけでは十分な効果を感じられず、腰痛を治す方法を探し回っています。

腰痛の原因は複数考えられますが、最も大きな理由が姿勢の悪さです。

理想的な体の状態は、立った時に背中が自然なS字を描き、頭と腰、足が地面に対してまっすぐ垂直のラインにあること。

ところが多くの場合、腰と背中が丸まって猫背になっていたり、腰が反り返ってお腹を突き出すような姿勢になっていたりと、自然なS字の背中でもなければ、頭・腰・足がまっすぐ垂直にもなっていません。この状態でバランスを取ろうとすると、腰に負担がかかってしまうのです。

また、生活スタイルの変化により、長時間座ったままで過ごすことが増えています。きちんと骨盤が立ち、その上にまっすぐ背骨と頭が乗っている状態で座っていられればよいのですが、座った姿勢も背中が丸く前かがみになることが多く、腰に負担がかかってしまいがちです。

また、足を組んだり横座りをしたりというアンバランスな座り方がクセになっている人もいますが、こうした座り方をしていると骨盤が前後にゆがんできます。その結果、腰の一部にだけ強い負荷がかかり、腰痛を発症してしまうのです。

ピラティスは全身の筋肉を鍛えますが、特にインナーマッスルと呼ばれる体の中心にある筋肉を効果的に鍛えることができる運動です。インナーマッスルがしっかり鍛えられていると、体の芯が安定して正しい姿勢を保ちやすくなります。正しい姿勢を維持するだけで腰にかかる負担が減るため、腰痛の緩和につながります。

また、姿勢が悪いと全身の筋肉をバランスよく使うことができません。姿勢を保つため、一部の筋肉に余計な負荷がかかるかわりに、ほとんど使われない筋肉も出てきて、体の左右がアンバランスになります。

しかしピラティスでは左右同じ動きを繰り返すため、体の左右差を整え、普段使わない筋肉も含めて全身の筋肉を鍛えていきます。その結果、ピラティスを通じて正しい姿勢をキープできるようになります。

正しい姿勢が維持できれば、座っているとき、立っているときにどこか特定の箇所にだけ負荷がかかりすぎることはありません。また、ピラティスに取り組むことで体幹を安定させる効果があり、腰にかかる負荷が軽減されるため、腰痛改善と予防につながるのです。

腰痛に効くストレッチ

ピラティスには腰痛に効果があるエクササイズが複数あります。

ご紹介するのはストレッチですが、とても簡単なので、自宅で定期的に行ってみましょう。

(1)あお向けに寝転び、両ひざを立てます。両手は左右に広げて伸ばします。

(2)両ひざをそろえたまま右側に倒します。

(3)中央に戻し、今度は左側に倒します。

(4)左右両方で1セットとし、10セット行いましょう

足を倒すときに息を吐き、戻すときに吸うのがポイントです。両ひざを倒すと、背中が気持ちよくストレッチされる感覚が味わえます

ピラティスでインナーマッスルをしっかり鍛え、正しい姿勢を維持できるようになれば、腰痛の予防・改善につながります。ピラティスは10回行えば何らかの変化が感じられるようになるので、まずは10回を目指してレッスンを開始してみませんか?