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新年あけましておめでとうございます。今年も楽しく無理なくしなやかな身体づくりをしていきたいですね。

昨日から仕事始めという方も多いのではないでしょうか?あるいは今日からという方、この3連休明けから仕事始めという方もいらっしゃるかもしれません。新しい年を迎え、新しい気持ちでお仕事がんばっていけるといいですね。

皆さんはどのような年末年始のお休みを過ごしましたか?私は・・・まず昨年末の12月29日、朝洗面所に行くと・・・なぜか水浸しに!!どうも洗面台の下から水漏れしている様子。すぐにマンションの管理会社を通して業者さんに連絡をとって、見てもらいました。水栓がシャワータイプになっているのですが、そのホース部分に亀裂が入っているようで、うまくバケツで水を受けながらであれば、だましだまし使っていける様子。階下に影響がでるほどの水漏れではなくホッとしていますが、マンションも今年で築17年目。昨年は給湯器が壊れて交換しているし、今後も色々出てくるんだろうなあ・・・という年末でした。思えば数年前、突然洗濯機が動かなくなったのは1月2日でした。我が家の年末年始は水回り系のトラブルが多い気がします・・・。洗面台の水栓は、3連休後にメーカーの方と連絡とりながら工事をすることになり、当面はバケツで水受けする生活を送ることになりそうです。でもトラブルがあったのは昨年のこと。今年はきっといい年になることでしょう。

そして年が明け・・・きっと皆さんも同じかと思いますが、食べ過ぎています。食べ過ぎると、体が鈍りますね。夫と二人、お正月2日にはマットピラティスをやって、昨日はマシンピラティスで体を動かし、やっとすっきりしました。さあ、年末から、せっせと暴飲暴食をしてきた心当たりのある方は、新しい年はピラティスですっきりと軽いしなやかな身体で気分爽快に過ごすことをお勧めします♪

本年もよろしくおねがいいたします!

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こんにちは。もう12月も中旬、あっと言う間に年の暮れですね。それにしても寒い日が続きます。ラニーニャ現象が発生しているとか。1月以降、大雪にならなければ良いですが・・・。

さてさて、今日は「筋肉のスイッチが入る順番」というよくわからないタイトルでブログを書いてみます。スイッチという表現が正しいかどうかは微妙ですが(;^_^A

筋の生理機能は大きく分けて3つに分類されます。TypeⅠ(または遅筋、ローカルスタビライザー)、Type Ⅱa(または速筋、グローバルスタビライザー)、TypeⅡb(または速筋、グローバルモビライザー)で、ピラティスで一番最初に呼吸とともに使う腹横筋、骨盤底筋、多裂筋などのいわゆるインナーマッスルはTypeⅠの遅筋に属します。ちなみにいわゆるシックスパックでおなじみの腹直筋や前腿(四頭筋)などのアウターマッスルはTypeⅡbの速筋に属します。

遅筋と速筋の違いですが、遅筋はささやく筋肉といわれ、収縮速度が遅いものの、持久力にすぐれている筋肉です。一方、速筋は叫ぶ筋肉ともいわれ、強く速く収縮するものの、疲れやすいという特徴があります。遅筋のエネルギー源は脂肪、速筋は筋肉内の糖をエネルギー源とします。遅筋は縁の下の力持ち。関節の動きの調整を絶えず行ってくれて、動きの準備段階で最初に運動を始める筋肉です。そう、これがスイッチの入る(入るべき)順番です。この筋肉がまず最初に動いてくれないと例えばシングルレッグエクステンション(うつぶせになって片足をわずかに上げる)の時、腹横筋が使われていと、骨盤や腰が動くなど安定をしない動作が生まれます。腰部・骨盤間を安定させるため、ピラティスのレッスンでは必ず呼吸で腹横筋、骨盤底筋を使うところからエクササイズを始め、次第に大きな動きへと移行していきます。安定のないまま例えば腹直筋だけを使うとしたら・・・それは腰痛へとつながっていくのは想像に難くありません。

この腹横筋などの縁の下の力持ち、インナーマッスルは高い固有感覚受容器を持ちます。固有感覚受容器とは「バランスが崩れた」とか「体重のかけ具合はこんな感じ」という情報を脳に送ってくれるセンサーのようなものです。脳はその情報をもとに「じゃ、バランスを戻そう」「こっちに体重をかけよう」などの命令をします。つまずきそうになった時、つまずかないように体が反応してくれるのはそういった働きによります。この働きは無意識で行われているため、ひとたび働きが低下すると身体の運動機能は低下します。例えば捻挫を繰り返すのは、このセンサーの働きが悪くなることが原因です。怪我をしたら、じっくりと固有感覚受容器の働きをに戻すことが大切です。で、話が横道にそれましたが、腹横筋などのインナーマッスルは高い固有感覚受容器を持っています。そして固有感覚受容器の刺激によって誘発される、つまり鍛えることが可能になります。当スタジオでも時々導入していますが、フォームローラー(ポール)の上にあおむけになって、テーブルトップ(足を上げる)などの動作をします。あるいはグラグラとするクッションの上に乗ったり、ローテーションディスクなどに乗ってエクササイズを行います。グラグラとする不安定な環境でバランスを取ることは、力でなんとかすることはできません。筋力の強い、運動を多くやってきた方ほど苦手のようです。

まずは腹横筋で体を安定させて、それからダイナミックな動きができるようになれば理想的ですね。ピラティスではそんなお手伝いをすることが可能です。

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こんにちは。今日はどんよりとした空模様です。昨日は暖かかったのに、とても寒く感じます。風邪も流行っているようなので、うがい手洗いで予防を心掛けたいですね。

さて、時々お客様に片足でバランスを取るのが苦手だとおっしゃる方がいらっしゃいます。色々な要因があるのかも知れませんが、試しに動いてもらうと、大抵「中殿筋」が弱いのが見受けられます。では、中殿筋ってどこにあるかご存知ですか?そう、おしりの部分、骨盤から大腿骨まで股関節を覆うように筋肉がついています。この筋肉はあったり、歩いたりするとき骨盤を安定させる働きをします。片足立ちでぐらぐらしたら、弱っていないか気にしてみませんか?

片足で立って、膝の曲げ伸ばしをしてみましょう。その時、お尻を外側にプリっと出すようであれば、不合格。中殿筋が骨盤を支えられていない証拠です。歩くときにお尻をプリプリ左右に振りながら歩いたり、左右に揺れるような方も中殿筋が弱っているのかも。鍛えた方が良いですよ。

この筋肉は足の外転、外に開く事で鍛えることができます。横向きに寝て足をゴムなどで縛って(物騒?もちろん軽くですよ。)、上の足を外に開くようにすると鍛えられます。

でも、バランス力って、結局ここだけ鍛えれば大丈夫!っていうものでもないんですよね。正しい姿勢で、お腹の力、背中の力、お尻の力、足の力、バランスよく使い、余計な力を抜くこと、それが理想です。それを手に入れられるのは・・・・・そう♪ピラティスです。軸が中心に集まっているということは、効率よく動ける身体です。楽しく無理なくしなやかで効率的に動ける身体づくり、みなさんも試してみませんか?まずは体験レッスンからお気軽にどうぞ!

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こんにちは。寒いですね。。。とうとうダウンを出してしまいました。もうこの冬はダウン以外着れない気がします。寒くなると体を丸めてしまうので、こまめにストレッチしたり肩をまわすなど、気を付けていきたいですね。

昨日いらしたお客様にかわいい和菓子をいただきました。なんと、お客様ご自身がお作りになったそうです\(◎o◎)/!こんな風に作れると楽しいでしょうね。イチョウと椿。やはり和菓子は季節を取り入れて、彩も華やかだけど控えめで、なんといっても繊細です。食べるのがもったいないですね。

このお菓子を下さったお客様は、数年前に椎間板ヘルニアを患い、以来あまり運動らしい運動はしていないとのこと。このスタジオ開設が7月末で、ほぼ同時期に体験レッスンに来てくださって、毎週通って下さいます。趣味でお茶を習っていて、その関係で和菓子のお教室にも行っているとか。先日、お茶の先生が開くお茶会のお手伝いで、丸1日、中腰でお茶碗を洗っていたためきっと翌日腰が痛くなるだろう、と思っていたところ、痛くならなかったそうです。ちょうどピラティスを初めて2~3か月、皆さんもこの頃に効果を感じるようです。そんな会話をしている時、他のお客さんも、お風呂の掃除をした後立ち上がる時、腰痛を感じなくなった、とおっしゃっていました。

ピラティスは、美容・痩身、あるいは体幹強化というイメージが強いと思います。もちろん、それもピラティスの効果の一つです。でも、ピラティスは第一次大戦時、負傷病兵のエクササイズとして確立したもの。寝たままでも体を強くすることができるんです。私が取得したSTOTTピラティスは、従来のピラティスに解剖学、生体力学に基づいて考案されたメソッドです。怪我や手術のリハビリ後、そのリハビリの次の段階=ポストリハビリとして(お医者さんからドクターストップがかかっていない限り)、あらゆる方にエクササイズを提供できるようにする「Injuries & Special Populations」の理論を資格取得時に理解を求められています。

先ほどご紹介したお客様のように、ヘルニアをお持ちだったり、過去にひざの手術をされ、運動に自信がない、といったお客様も当スタジオにいらしています。他の方と一緒に運動する自信がない、という方にもプライベートでピラティス専用マシンを使ったレッスンをご用意しています。10年後も20年後も元気に、そして生涯自分の足で歩いていくため、ピラティスはとても良いエクササイズです。まずは体験レッスンからいかがですか?

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こんにちは。いよいよ11月らしく、本格的に寒くなってきましたね。着るものも徐々に多くなっていって、夏に比べると重くなっていきます。玄関から外に出て、う~寒い!!と体を丸くして・・・。ただでさえ、寒いと血行も悪くなるし、この季節は肩がこりやすくなっていきます。そんな時は、軽く肩回りを動かしてあげることをお勧めします。

オフィスでもできる動きとしては、手を「前ならえ」の形にして、息を吸いながら体は真っすぐ、手だけを前方に遠ざけ、肩甲骨と肩甲骨を離します。息を吐きながら戻します。これを数回繰り返したあと、今度は息を吸いながら肩甲骨と肩甲骨を寄せます。そして吐きながら戻します。

次に手をまわします。息を吸いながら手をバンザイ、吐きながら横を通ってお尻の横まで、これを数回繰り返し、今度は逆回し。息を吸いながら横から頭上、吐きながら前を通って下に下げます。

次に手を下げた状態で、息を吸いながら肩を耳に近づけて、吐きながら今度は肩甲骨をV字に下げていきます。これも数回繰り返します。

これだけでも肩は軽くなるのでは?

そして、家に帰ってお風呂に入り、眠る前。横向きに寝ます。手は重ねて胸の前に伸ばし、足は曲げた状態、骨盤は横を向いているので壁と平行の状態です。息を吸いながら上の手を天井に向けて上げ、吐きながら骨盤は壁と並行のままに後ろ側へ体を回旋していきます。手と顔は後ろを振り向く感じです。ポイントは大胸筋の繊維の流れに沿って手をやや斜めに上げることです。そして胸の前をしっかりストレッチし、そこで再度息を吸い、はきながら手は天井を通って胸の前に伸ばしていきます。

さてさて、文章だけで通じたでしょうか?これらの動きは、ピラティスの前に準備運動として取り入れています。やはりこの時期、肩こりの方が多くいらしていますが、ピラティスの後はすっきりしてお帰りになっています。先日お見えになったお客様は、翌日ご丁寧にご連絡くださり、「朝目が覚めたら肩も頭もすっきり!すごい!」と言ってくださいました。昨日見えたお客様は、お見えになったときは肩が辛いと訴えていましたが、帰りに状態を尋ねると「すっきりなんてもんじゃない♪」と言ってくださいました。少し動かすだけでも違うんですね。

ピラティスは、肩甲骨や脊柱を、筋バランスを整えながら本来あるべき位置に戻していくことで肩こりや腰痛などの不調を改善していきます。その時に、自分自身で「ここの筋肉は使っていないんだなあ」とか「今日は固いなあ」とか、色々感じながら、自分でコントロールできることを目標としています。なので、エクササイズ中は常に自分を見つめ、実はとても頭も使うんです。実は続けるほどに面白いんですよ。ストレッチや筋トレはピラティスの一面でしかないんですね。でも、少し体を動かすだけで気持ちがいいのも事実です♪すっきりしたい方、体験レッスンからお気軽にどうぞ!

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こんにちは。この3連休はとてもお天気が良くて、家の中にいるのがもったいないですね。紅葉を見に行ったり、郊外へお出かけしている方も多いのではないでしょうか。

先日、10月末にお休みをいただき、九州は大分と福岡へ行ってきました。目的は、まず登山。紅葉の九重連山に登山し、ふかふかの草の上にテントを張る!!とずいぶん前から計画していたのですが、なんでこの時期に台風?下山の日に台風接近が危ぶまれ、テント泊の予定を山小屋泊へ切り替え、とりあえず九重に行ってきました。その山小屋は法華院温泉。そう温泉が湧いているのです♪もちろん入湯してきましたよ。登山の疲労、寒さに温泉。うそみたいに気持ちよかったです。これは天気が悪くて逆にラッキーだったかも?でも、景色は・・・かろうじて初日に紅葉は見えましたが翌日は天気が悪く辺りは真っ白。残念です。下山途中、硫黄山が見えるあたりは硫黄ガスにより草木が育たず独特の風景です。足元も白か黄色の石がゴロゴロところがっていて、小泉八雲の「Fragment 」を彷彿させる景色です。骸骨の山。菩薩に導かれて行った山は骸骨が無数に転がる山。それらは全て自分の前世の骨、その山に登っては死に、また転生して山に登る、あれ?そんな話だったっけ?あやしいので信じないでください。でもそんな景色でした。やっぱり紅葉が見たかったなあ。またリベンジが必要です。

2つ目の目的はお墓参り。叔母と従弟が大分に住んでおり、お墓参りに行きたいと伝えたら、一緒に由布院に泊まりましょう、ということになり、お言葉に甘えました。お墓は別府の海が一望できる小高い場所にあり、叔父も祖父母も安らかに過ごしている(?)ことでしょう。その後の由布院のお宿は、自分たちでは泊まらないような個室露天風呂付きのお部屋。なんとも贅沢な時間を過ごしました。温泉は美肌の湯。トロトロのお湯です。夕食はおいしいし、最高でした。

筑後川

3つ目の目的は観光。帚木蓬生の「水神」って読んだことありますか?この水神の舞台となった現うきは市に5庄屋の足跡を訪ねて観光に行ってきました。この「水神」は史実に基づいたお話で、1600年代後半、筑後川の流れより土地が高いため水利が悪く、筑後川に桶を投げては水を汲み流す「打桶」によってしか田畑を潤すことができなかった地域に、5人の庄屋が私財をなげうって筑後川に堰を造り、水路をめぐらせたというお話。詳しいお話は小説を読んでみてください。現在もこの小説に出てくる村の名前は地名として残っていたり、お話に出てくる神社も存在

しています。また筑後川が洪水の度に流れが変わり、その流域には各村の飛び地が存在していて、対岸の村と飛び地の間で植えていた作物が抜かれたり盗まれたりともめ事が絶えなかったようですが、現在の地図上にも飛び地が存在していて、ちょっと興奮です。それにしてもあの時代、よくこれだけの普請をやり遂げることができたものだと驚きます。その当時の恩恵は現在も続いています。この観光も予定どおりに全て見ることができなかったのでリベンジが必要です。

さて、由布院に戻ります。深夜まで飲んでいたのは私と夫、従弟と従弟の彼女。従弟と久しぶりに会えて楽しくて、従弟の彼女も楽しい人で、ついつい深酒・・・。4人とも朝はゲンナリ。特に私と従弟が廃人でした。せっかくの朝ごはん、梅干しとごはんしか食べられませんでした。そして車の移動の辛いこと・・・・なんで、あんないいお宿で二日酔い・・・これもリベンジしたいけど、叔母さんいいですか?

さて、久しぶりのレッスンです。お客さんに、お手本としてローリングライクアボールをやってみたら真っすぐできなかった!!その場はごまかしたけど、やばっ。肝臓に負担がかかってもしかしたら歪んだかも。せっせとピラティスやって改善しなくては!!!普段飲み過ぎを自覚している方、内臓の不調は体を歪ませます。ピラティスをお勧めしますよ♪

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こんにちは。前回のブログでは10月とは思えない暑さだと言っていましたが、ここ数日は10月とは思えない寒さです。前回書きましたが、このスタジオ、3面が窓ですが、一部に網戸がないため、夜に窓を開けていると蛾がワンサカ入ってきてしまいます。早速、網戸屋さんに来てもらうよう手配しているのですが、この寒さで気分じゃなくなっちゃった・・・です。

さて、今日私は浅草公会堂まで友人の踊りを見に行ってきました。午前中のお客さまには無理を言って30分早めにレッスンを始めさせていただき、ダッシュで浅草へ。その友人は〇〇年くらい前一緒にバレエをやっていたのですが、今日見に行ったのは「向島をどり」。そう、10年位前だったかな?この友人は向島の芸者さんになっていて、今日は「幻お七」を披露してくれました。ここで偉そうに「向島をどりとは」とか「幻お七とは」って書ければよいのですが、残念ながら日本文化への教養が本当に乏しく( ;∀;)、どこかのサイトのコピペになってしまうので興味のある方は調べてください。

小学生レベルの感想ですが・・・。舞台上では本当にかわいくて、日本人形がしずしずと動いているみたいな、本当に人?というような不思議な感覚でした。

友人の芸名は向島ほのかさんで向島芸者衆なんですね。余談ですが鳴物に仙波清彦さんのお名前がありました。ごくたまにですが、この方の出演しているジャズのライブを聞きに行くのですが、そう言えば和楽器の方だったんですよね。すごい人と共演(?)です。ほのかさんもすごい人なのですが・・・。

ああ、そうそう。ピラティスのブログでした。踊りは写真のとおり、日本髪のかつら、豪華な振袖を纏って踊ります。常に中腰で少し体を後傾させて、約15分間もの間踊り続けます。終了後楽屋に会いに行ったのですが、汗をたくさんかいていて、やはり重労働なんだろうと思います。かつらもお着物も帯も、それはそれは重いはずですし・・・。本人も首も肩もバリバリだから今度ピラティス行くーって言ってくれています。ピラティスは脊柱や骨盤を中心に戻してくれますのでお役に立てると思います。是非、ピラティスで身体を楽にして、またかわいらしい踊りを見せてください。その時はもう少しゆっくりお話しして、次回こそは「向島をどり」とは、ブログで語ってみせます。

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こんにちは。この3日間は10月とは思えない暑さでしたね。このスタジオは部屋の3面が窓なので、とても風通しが良いのですが、2か所ばかり網戸がなく、以前、夜に窓を開け放していたら蛾がワンサと入ってきて後悔したため、それ以来暗くなったら窓を閉めています。今日みたいに暑くても、エアコンより夜風の方が気持ちいいから、さっさと網戸を設置しなくては・・・。

さて、プロフィールにも書いていますが、私は左股関節が痛くて一時は日常生活も支障がある状況でした。整形外科に行ってレントゲンを撮ったところ、股関節と骨盤の骨同士が当たり、軟骨がすり減り骨棘が形成されているということでした。将来歩けなくなったら手術しましょう、との診断。その後、鍼治療や整体など色々試したものの、一時的には良くなりますが、根本的な解決に至らず・・・どうしよう、と思っていたところ、一緒にバレエをやっている友人から「だまされたと思ってピラティスをやってみたら?」と半ば無理やりピラティスを始めさせられたのがピラティスとの出会いです。友人とのつきあいもあり、渋々、当時は銀座まで某ピラティススタジオに毎週通っていました。2か月くらい経ったころでしょうか、あれ?この動作をすると痛かったはずなのに痛くないかも・・・ということが徐々に増え始めました。さらに、バレエ自体踊りやすくなり、多分これがパフォーマンスが上がるということなんだな、と実感し、気が付いたら資格を取っていたという感じです。

バレエはご存知のとおり、足を高く上げることがとても多いです。例えばアラセゴン(アラスゴンドともいいます・横に足を上げる動き)場合、股関節は外旋(ガニ股?)させ、骨盤は腹筋で引き上げます。股関節には大転子という骨があり、外旋させることで、骨盤とぶつかることなく足を上に上げることが可能になります。骨盤を引き上げることで、さらに、ぶつかりにくくできます。この時骨盤の引き上げが足りなかったり、外旋がうまくできていないと股関節大転子と骨盤がぶつかり、負担がかかります。私の場合は恐らく両方だったと思います。

ピラティスでは、お腹を薄く引き上げる練習をエクササイズ中は常にしています。シングルレッグストレッチやダブルレッグストレッチなどはお腹と足を引っ張りあい、かつ骨盤を安定させる動きです。どのように足が動いても骨盤を安定させる力、骨盤を引き上げる力、背骨を引き伸ばす力を養うことで、ある意味、骨盤と股関節の間に隙間を作ることができます。現在、私の股関節から骨棘が消えたわけでも、軟骨が復活したわけでもありませんが、余程無理をしない限り痛みはありません。また、私のような状態を変形性股関節症ともいい、加齢により筋力が弱ることによって、症状が出る方も多いと思います。

必要な手術はもちろん大切ですが、筋力をつけることで回避できるのなら、こんなにいいことはないですよね。ピラティスはそんなお手伝いができるエクササイズです。

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こんにちは。今日はまた、カラッと晴れて気持ちいいですね♪それにしても、もう9月末、あっと言う間にお正月になりそうです。

さて、表題の「Injuries & Special Populations」ですが、突然英語で何?なんて思わないでください。自己紹介にも書いていますが、私はSTOTT PILATES® というメソッドの指導資格を持っています。ピラティスのメソッドはものすごくたくさんありますが、このSTOTT PILATES® は、解剖学の要素を組み入れたエクササイズで、安全で効果的なプログラムであることが特徴です。この資格を取得するにあたり、この表題にある「Injuries & Special Populations」の勉強をすることが求められています。私の場合、数あるピラティスメソッドの中でも、これがあるからSTOTT PILATES®の資格を選びました。

で、「Injuries & Special Populations」とは何かというと、疾患があったり、特別に対応が必要な人に向けたエクササイズプログラムの勉強です。前にも書きましたが、手術や怪我のあと、リハビリ期間を終了した方を対象にしたエクササイズ「ポストリハビリ」もこれに当たります。

その他にも、ヘルニア、脊椎分離症、腰椎すべり症などの腰部疾患、半月板損傷など膝の疾患のある方へのエクササイズプログラミングや産前産後のケアなども個別に勉強します。運動した方が良いけれど、元気な方皆さんと一緒に運動するのがキツイあるいは、実際配慮が必要な方、例えば骨粗しょう症の方、ご高齢の方、糖尿病の方など、ピラティスは幅広く対応が可能です。

ピラティスのイメージはマットエクササイズのイメージが強いと思いますが、ピラティス専用マシンこそがピラティスの良さだと私は思っています。例えば膝の疾患がある場合、寝た状態で足を鍛えることが可能なため、重力による負荷を避けることができます。この方がアスリートやダンサーであった場合、日常生活が十分問題なくなるまで改善したら、その後は復帰に向け、実際にジャンプすることができるよう、寝た状態でジャンプの練習をすることも可能なんです。正しい姿勢、アライメントを整えながらエクササイズすることで、筋バランスは整っていきます。無理なく、どんな方でもエクササイズができるピラティスって素晴らしいですね。

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こんにちは。とてもいい天気ですね。からっとしていて爽やかです♪

さて、今日は側弯症について書いてみたいと思います。ピラティスのお仕事をしていると、色々な方の脊柱の状態や動きを観察します。程度の大小はあれ、大抵の方は「ゆがみ」というものがあり、体の使い方等で左右差が生じています。でもこれは普通のことです。でも、時々、あれ?側弯症かな?と思う方がいらっしゃいます。側弯症というのはC字またはS字に左右にカーブし、かつ椎体は回旋を伴っています。原因は遺伝や骨粗鬆などによる骨の変化の場合もありますが、多くは思春期などの成長過程で生じ、その原因はわからないことが多いようです。

側弯症の方の多くは胸式呼吸が苦手です。それは脊柱が横にカーブしているため、狭い側が開かないためです。ピラティスはエクササイズに入る前に呼吸の練習を必ずしていただきます。その呼吸は仰向けだったり、坐位で背中を丸めた状態の時もありますが、側弯症の方は横向きで側屈したような状態で呼吸の練習をします。狭くなっている側の胸式呼吸をたくさん行い、呼吸に伴い背中側、脇を大きく動かすことをできるようにするためです。

エクササイズは左右別々に行うことが多いです。例えばリフォーマーでのフットワークは右足だけ、次に左足だけ、上体の回旋も右だけ、左だけ、という形で行います。それは側弯によって実際に骨盤の位置が異なり、左右の足の長さなどが違うケースや左右の力の差があるためです。そのため、グループレッスンよりプライべーどレッスンの方がその方にあったエクササイズを提供することができるのでお勧めしています。

側弯症へのピラティスプログラムが目指すものは、ご自身の筋肉で骨格を維持すること、可能な限り弯曲を修正し、弱い側を強めるため、非対称のエクササイズを行います。治癒は難しいかもしれませんが、進行を止め、ご自身でコントロールできるようお手伝いしたいと思います。