こんにちは。連休明けの今日から出勤という方も多いのではないでしょうか。お疲れモードの方もいらっしゃるかと思います。1週間がんばっていきましょう。さて、私は連休の後半、八ヶ岳の天狗岳(東西)へ行ってきました。昨
さて、今日は肩甲骨のお話しです。肩甲骨は手の上げ下げに伴いとても自由に動きます。他の骨とは唯一鎖骨とのみ連結していて、肋骨や脊柱との連結はありません。自由に動くということは一方で不安定ということでもあり、エクササイズの際は常に安定させることが重要です。ついがんばりすぎて肩が上がったり(肩甲骨挙上)、あるいは体幹をツイストしたいのに腕を振り回したり(肩甲骨内転外転)、肩甲骨もニュートラルを保ってエクササイズしていきたいですね。肩甲骨のニュートラルはここでは詳しく書きませんが、肩が上がっても下がってもなく、手を横に広げた時に指先が視線に入る範囲(前額面に対し30度程度)、左右とも傾きがなく、かつ出っ張りすぎず肋骨の上に平らに収まっている状態です。プライベートレッスンでは姿勢分析を行っています。
さて、みなさんはローテーターカフって聞いたことはありますか?上腕の動きに対して肩甲骨を安定させる筋肉で、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の総称です。これらはインナーマッスルと呼ばれる小さな筋肉です。スポーツ選手などアウターマッスルを鍛える機会が多い方や、アウターとインナーのバランスが崩れるなど、インナーマッスルが弱いとアウターマッスルが先に作動してインナーマッスルが働かず、骨同士がぶつかったり骨の間に筋肉が挟まる(インピンジメント症候群)などの障害が生じます。40肩や50肩も似たような仕組みで起こります。筋肉は使いすぎても硬くなりますが、使わなくても硬くなる性質があります。きちんと使って骨・筋肉・関節がそれぞれ調和して動かしていきましょう。これは肩に限った話ではありません。ピラティスと関節のお話しは、大切なので必ず機会を作って書きたいと思いますが、ピラティスで40肩や50肩が良くなった!とか股関節痛が良くなった!というのはこの調和した動きを覚えていくためだと思います。
さて、少し横道に外れましたが、エクササイズの最中は肩甲骨を安定させていきましょう。呼吸・骨盤の配置・胸郭の配置・肩甲骨の安定、5原則中4つ目までお話ししました。次は頭と頚について書いていきます。この5つをエクササイズ中ずーっと意識していくのがピラティスです






最後に、今年は無理ですが、来年以降ピラティスと他分野と連携したワークショップ開催を考えています。乗馬とピラティスについてはお伝えしていますが、登山についてもワークショップをいつか開催します。長野県山岳総合センターで開催するリーダー研修修了者や、白馬で山岳ガイドをやっている方に相談したところ「おもしろいね」と快諾いただきました♪山の地面は平ではありません。そうした場所でバランスを取れるようなエクササイズや、登山に向けた筋力アップ、気候やパッキングなど登山のための講座をスタジオで行い、いつかあこがれの北アルプス・・・なんていいですね。
こんにちは。昨日は18:30〜藤が丘マザーズでレッスンがあったのですが、前に働いていた職場の子が体験レッスンに来てくださいました。遠いのに本当にありがとうございました!マザーズさんの営業時間が20:00までなので、その時間までに片付けも済む18:30を開始時間に設定していますが、これからも時々顔を出していただきたいので、少し遅めに開始できないか、お願いしてみます。さて、終了後みなさんの感想は、「なんかすっきりしたー」ということでした。そして、これを機にフェイスブックを立ち上げてみました(
まず、乗馬は鞍に座り、あぶみに足を乗せ、手綱を持ちます。馬が少しでも楽に歩いたり走ったりできるよう、乗り手は馬の邪魔をせず、ふんわりと乗ることが大切です。姿勢が良いことは大切ですが、姿勢を良くしようと身体をがっちり固めるのではなく、馬と一緒に揺れるとともに、馬がよろけても自分は地面に対して常に平行にいる、という何だか矛盾したバランス感覚が必要です。あぶみはブラブラしているので、当然不安定です。鞍の上にある坐骨が自分のバランスを感じる鍵となります。手綱は引っ張るとブレーキ、曲がる時は左右どちらかを少しずつ引くなど、その動作は馬への合図なので、バランスが崩れるたびに引っ張っていると、「えっと、曲がるの?止まるの?」と馬がイラっとし始めます。また、足も同様です。「脚を入れる」と言って馬のお腹を圧迫することで「進め」の合図になります。足が外旋して、合図でもないのに馬のお腹にかかとが当たったり、手綱を引きながら意図せず脚が入ったり、その繰り返しで馬に「このひとヘタ」と判断され、言うことを聞いてくれなくなります。
ピラティスでも準備運動やエクササイズで手をあげたり、回したりしていただきます。その時、手をあげることに夢中になって肋骨がビローンと開いてしまう、となるとこれはNGです。ピラティスは脊柱・体幹を安定させながら動いていただく練習をします。肋骨は脊柱と繋がっていますので、肋骨が開くということは、脊柱が少なからず反っている、ということ。下位肋骨には腹筋が付着しているので、腹筋でしっかりコントロールしながら手をあげたり、回したりするよう指導します。
長年ピラティスをやっているけれど首肩がつらい、という方は初心に立ち返って力を抜いてみるのもいいかもしれません。私の教室では、無理せず継続していただき、気がついたらできなかったことが自然にできるようになった、を目指します!